AT&T、ベライゾン・コミュニケーションズなど米通信大手が、有毒な鉛で覆われたケーブルの広大なネットワークを全米に放置していることがウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の調査で明らかになった。このケーブルは水面下、土中、頭上の電柱に張り巡らされており、鉛は劣化するにつれ、米国人が生活し、働き、遊ぶ場所にまで及んでいる。複数の独立研究所が実施した約130カ所の水中ケーブル敷設現場からのサンプルのテストによれば、ルイジアナ州のミシシッピ川、ミシガン州のデトロイト川、オレゴン州のウィラメット川、ニュージャージー州のパサイック川の川岸で鉛が検出された。また、ルイジアナ州ニューイベリアにある人気の釣り場、ニューヨーク州ワッピンガーズ・フォールズの遊び場、ニュージャージー州郊外の学校前の土壌も汚染されていた。