コロナ禍で経済動向が大きく変わる中、主要企業はどの大学から学生を採用したのか。総合商社、コンサル、金融、メーカー、流通、運輸、情報通信など企業別2022年採用大学ランキングを作成した。今回は、ドコモグループ、KDDI、ソフトバンクの大手通信キャリアの採用大学ランキングをお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)

値下げ圧力で通信は減益
他の事業を強化して増収増益

 1990年代以降、携帯電話が爆発的に普及。2010年代にはスマートフォンが拡大し、その波に乗ってドコモグループ、KDDI、ソフトバンクの大手通信キャリア3社は業績を伸ばしてきた。だが菅義偉政権になり、日本の携帯電話料金が海外諸国と比べて高過ぎるとして大手通信キャリアに値下げ圧力がかかるなど、状況は一変した。

 主力の通信事業では利益を確保しにくい環境にあるため、各社とも通信以外の金融やDX(デジタルトランスフォーメーション)などの事業を強化。コスト削減も実行した結果、2022年度決算では各社増収増益となった。

 そんな大手通信キャリア3社の21年「採用大学」ランキングでは、ドコモグループ(同年はNTTドコモ単体)が1位早稲田大学、2位慶應義塾大学、3位同志社大学となった。KDDIは1位早稲田大学、2位上智大学、3位慶應義塾大学。ソフトバンクが1位早稲田大学、2位慶應義塾大学、3位東京大学だった。

 果たして、22年のランキングに変化はあったのだろうか。

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