米電気自動車(EV)大手テスラが19日発表した4-6月期(第2四半期)決算は増益となった。一部で懸念されていたほど、相次ぐ値下げは増益率に大きな打撃を与えなかった。4-6月期の純利益は前年同期比20%増の27億ドル。アナリスト予想を上回る増益となった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は今年に入り、需要鈍化の兆候が確認される中で一連の値下げを実施すると同時に、世界各地の工場で生産拡大にも注力。7-9月期中には電動ピックアップ「サイバートラック」の販売開始を目指す。値下げは代償も伴った。納入台数が前年同期比83%増と好調だった反面、売上高の伸びはそれに追いつかず47%増の249億ドル。ただ、ファクトセットがまとめたアナリスト予想平均の242億ドルを上回った。
テスラ、4-6月期は再び増益 値下げで販売増
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