米連邦準備制度理事会(FRB)は26日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25ポイント引き上げることを決めた。決定は全会一致。政策金利は5.25~5.50%となり、22年ぶりの高水準に達した。6月の前回会合では利上げを一時停止していたが、FRB当局者がインフレ退治の進捗(しんちょく)状況を巡り議論を重ねる中、再び利上げに踏み切った。誘導目標をゼロ近辺から引き上げ始めた2022年3月以降、今回で11回目の利上げとなった。会合後に公表された政策声明には最小限の変更が加わったのみで、今後の政策についての新たな方向性は示されなかった。