午後4時の会議は、チームメンバーの半数が都合がつかないためキャンセルされる。会議で話し合うはずだった主なポイントをメールで送ると、夕方から翌朝にかけて返信が殺到する。夕食前に達成できた可能性のある合意が、今や翌朝にずれ込むようになっている。  多くの企業で、従来の終業時間を挟む前後の時間帯は業務が停止する「デッドゾーン」となっているが、従業員は仕事をさぼって残りの時間をのんびり過ごしているわけではない。