米動画配信大手ネットフリックスは、米マイクロソフトとの1年に及ぶ広告提携を見直すとともに、広告価格の引き下げに動いている。発足から間もない広告事業の活性化を狙う。ネットフリックスは昨年、月額6.99ドル(約980円)の広告付きプランを導入した。マイクロソフトは、このサービス向けの技術を提供し、ネットフリックスに代わって広告を販売する業務の受注獲得競争で勝利したが、その一因は、ネットフリックスに「収益保証」を提供し、多額の支払いを約束したことにあった。事情に詳しい複数の関係者によると、ネットフリックスは、新たな広告付きプランが徐々に支持されるようになったことで、マイクロソフトだけでなく他のパートナー企業を通じて広告を販売する案について予備的な協議を行ってきた。ネットフリックスはマイクロソフトとの契約を見直し、収益保証を減らそうとしている。これらの条件はまだ決着していない。