サウナの入り方に戸惑う初心者から、サウナ慣れしてととのいにくくなってきた熟練サウナーまで! それぞれに合わせた「究極にととのう」ための入り方を、自らもサウナーの医師が解説した書籍「医者が教える 究極にととのう サウナ大全」が発売に!日常のパフォーマンスをあげ、美と健康をレベルアップする「最高のサウナの入り方」を、世界各国のエビデンスを元に教えます。この連載では本書より、一部を抜粋してご紹介します。
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サウナの座り方ひとつで、ととのいやすさは変わる
サウナ室でどう座るか。たったそれだけのことで、ととのいやすさは変わってきます。医学的におすすめの方法を紹介します。
サウナ室は階段状になっているところが多いです。そのため、椅子に座るような感じで腰をおろし、そのまま下の段に足をつく人が多いかもしれません。
しかし、本書でもお伝えしたように、サウナ室は場所によって温度が異なります。したがって、椅子に腰掛けるスタイルだと、頭のほうは温度が高いのに対して足元は温度が低くなります。すると、全身の温まり方にムラが生じます。
全身が等しく温まっていないと、次のステップである水風呂がきつくなります。水風呂は足から入りますよね。それなのに足が充分温まっていないと、足をつけた瞬間「冷たい! 無理!」となってしまいます。
だから、サウナ室で足までしっかり温めておくことが非常に大切。腰掛けるスタイルはあまりおすすめできません。
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おすすめは「あぐら」か「体育座り」
全身を均一に温めるために、できるだけ体の高低差をなくしましょう。ベストは横たわることですが、他人の迷惑になりますし、万が一眠ってしまうと危険です。
また、足を上げるという方法もありますが、とても疲れるので現実的ではありません。だから、私のおすすめは「あぐら」or「体育座り」です。
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*本記事は、「医者が教える 究極にととのうサウナ大全」から抜粋・編集したものです。