ドナルド・トランプ前米大統領が退任後も機密文書を不正に保持していた問題で今年6月に起訴された件に関連し、ジャック・スミス特別検察官は27日、トランプ氏を新たな罪状で追起訴した。同氏と側近らが、監視カメラ映像を削除させ、大陪審への映像提出を防ごうとしたとしている。検察は同時に、トランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」の保守管理者であるカルロス・デ・オリベイラ氏も起訴した。これで、この問題に関連して起訴されたのは3人目となった。27日に提出された優先起訴状(superseding indictment)によると、検察はトランプ氏をさらに1件の「意図的な保持罪」で、トランプ氏とその側近ウォルト・ナウタ氏をさらに2件の「司法妨害罪」で起訴した。