地中海沿いに寛ぎの時間と空間が広がっていた
夕刻になり、午前中に訪れたヤッフォの高台から見下ろした地中海沿いを歩く。南北に伸びる海岸線にはビーチベッドが並び、ビーチバレーのコートもある。さらに歩くと子どもたちが遊ぶ遊具、向こうに見えるのはサーファーが波に挑むビーチも。それぞれがそれぞれの好きなことで楽しめるエリアが連なっている。
砂浜沿いの遊歩道を進む。隣の自転車専用道をトレンドのシェア・キックボードが駆け抜けていく。仕事終わりのオフタイムとリラックスという言葉の意味を思い知らされたような浜辺の光景。イスラエルやテルアビブに新鮮なイメージを加えてくれる情景だ。
砂浜へ降りるテラスはウッドデッキやベンチになっていて、そこで読書したりおしゃべりしたりスマホゲームに熱中したりそれぞれの過ごし方は自由気まま。ビーチで歓声をあげる学生、うたた寝しているビジネスマン、肩を寄せ合うカップル、手を繋いで歩く老夫婦、それぞれが本当のオフの時間、自分の時間を楽しんでいて、これがテルアビブの平日の過ごし方なのかと驚かされる。
ビジネス街から10~15分でビーチにたどり着けるという他の国ではあまり例を見ない都市構造のテルアビブ、夏になると仕事終わりにビーチに来るのは当たり前のことだという。ここの人たちは地中海の風に吸い寄せられるように自分の時間を楽しんでいるのだ。
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イスラエルは、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム、それぞれの聖地がある国です。国としては、75年前に建国したばかりの若い国ですが、その歴史は4000年以上も前にさかのぼります。日本では紛争に関するニュースばかりが目立って届きますが、実は世界中からの巡礼者をはじめ、一年中観光客が絶えない観光立国。海抜マイナス400mにある死海リゾートも注目を集めています。本書では、イスラエル各地の見どころはもちろん、パレスチナ自治区、エジプトの巡礼地やシナイ半島のリゾート、さらには日帰りで行けるヨルダンのペトラ遺跡の情報も紹介しています。イスラエルを安心・快適に楽しむ旅のテクニックも充実。
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※本記事は『地球の歩き方』からの転載記事です。