米国のリン・トレーシー駐ロシア大使は14日、ロシアで勾留されているウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者との面会を許可された。大使との面会は3月の拘束以来3回目。前2回は、領事の面会許可を巡り米国とロシアの摩擦が高まる中で実現した。ゲルシコビッチ氏はモスクワのレフォルトボ刑務所に勾留されている。トレーシー氏の前回の訪問は6週間前の7月3日だった。モスクワの米大使館は声明で「トレーシー大使は、このような状況にもかかわらずエバン氏が引き続き健康で、気力もしっかりしていると報告した」と述べた。米国籍でロシア外務省からジャーナリストとして働く許可を得ていたゲルシコビッチ氏は3月29日、ロシアのエカテリンブルクを取材で訪れていた際、連邦保安局(FSB)にスパイ容疑で拘束された。本人やWSJ、米政府はこの容疑を強く否定している。
駐ロ米大使、拘束のWSJ記者と面会3度目
有料会員限定
あなたにおすすめ