日本最大級のECサイトである「楽天市場」には、SPUと呼ばれるポイント付与施策がある。本当に、楽天のSPUで得はできるのだろうか?累計で939万ポイント取得した筆者が「ポイ活の正体」を全暴露する。(行動するお金博士 山野祐介)
「楽天スーパーDEAL」などの会員限定キャンペーンも
手放しで飛びつくのは考えもの
前回の記事では、楽天市場の目玉であるSPU(スーパーポイントアッププログラム)と呼ばれるポイント付与率が高まる施策について取り上げた。詳しくは『楽天ポイント“939万”稼いだ猛者が解説「ポイント還元率15.5%」達成に何円かかる?』に譲るが、ネット上であふれる「攻略法」をうのみにすると損をする危険がある。
同様に、「楽天スーパーDEAL」に代表される楽天会員限定の安売りキャンペーンも、手放しで飛びつくのは考えものだ。
「楽天スーパーDEAL」とは、指定の商品に10~50%程度のポイントが付与されて販売されるという、定期的に行われるポイントアップ施策だ。SPUのポイントも通常通り付くので、他の施策と合わせることによってトータルの還元率が70%を超えることも珍しくない。50%のポイントが付与される商品の場合「実質的に半額」とも言い換えられるため、本当にお得な商品も時には出てくる。
「それなら、楽天スーパーDEALなどで商品を安く仕入れつつポイントを稼いで、他のサイトで転売すれば一粒で二度おいしいのでは?」と考える読者もいるかもしれない。
しかし、現実はそんなに甘くない。