日本最大級のECサイトである「楽天市場」には、SPUと呼ばれるポイント付与施策がある。その攻略方法はネット上にあふれているが、私は「うのみにすると損をする」と思う。累計で「939万」の楽天ポイントを取得した経験から解説しよう。(行動するお金博士 山野祐介)
ネット上の“楽天SPUの攻略法”を
うのみにすると「損」をする
「ポイ活」のユーザーが最も多いのは、国内最大級のECサイト「楽天市場」だろう。同社の「楽天ポイント」を軸にした顧客誘致は「楽天経済圏」とも呼ばれ、多くのユーザーを抱えている。
そして、この楽天経済圏の中央に位置するのは、言うまでもなく楽天市場だ。楽天経済圏で貯めたポイントを楽天市場で消費することで、楽天側は顧客を囲い込むことができ、ユーザーはポイントによってお得に買い物を行うことができる。
楽天市場の目玉は、SPU(スーパーポイントアッププログラム)と呼ばれるポイント付与率が高まる施策にある。これは楽天系のサービスを利用することで還元率がアップしていき、最大で16%のポイント還元が見込める仕組みだ。
これを使ってお得に買い物をすることが「ポイ活」の醍醐味であり、ネット上にはこのSPUの攻略方法や、お得な商品を拡散するインフルエンサーもあふれている。しかし、これらをうのみにして損をするケースもある。
具体的に、SPUで付与率15.5%を達成するためには何が必要かを見ていこう。これは9月1日現在の施策であり、SPUに関わる条件は頻繁に変更されることに注意していただきたい。