「恋」「推し活」「ショッピング」という、多くの女性に身近なテーマを通して株式投資のコツを学ぶ書籍『恋と推し活とショッピングに学ぶ知識ゼロからの女子株』。文系でも、数字オンチでも、お金が苦手でも大丈夫。本書で教える「推し活投資」を実践して人生が大きく変わった女性が続出しています。「推し活投資」をすれば、あなたの人生はどんなふうに変わっていくのでしょうか。今回は書籍『恋と推し活とショッピングに学ぶ知識ゼロからの女子株』の著者である松下りせさんに「推し活投資」を習って資産を増やし、ワーママ管理職としてバリバリ働いていた貿易関係の会社から脱サラ。夢を叶えた50歳の川上紀子さん(仮名)のお話を紹介します。

“推し”銘柄の株価が4倍に! お金の不安から解放され、50歳で脱サラに成功Photo: Adobe Stock

人生の折り返しを迎えて
この先の生き方に悩んでいた

 私は、貿易関係の会社で、ワーママ管理職としてバリバリ働いていました。政府や世界を相手にする大きな仕事にやりがいを感じていた一方で、子育てや介護と仕事の両立には、これまで何度も悩んできました。頑張りすぎて、体調を崩してしまうこともありました。

 こうした経験から、働くこと以外にも収入の柱が欲しいと思い、2004年から株式投資を始めました。当時はネット証券もなく、小遣い稼ぎや株主優待を楽しむくらいの感覚でした。

 そんな私に転機が訪れたのは2021年3月のこと。人生の折り返しと言われる年齢になり、定年まで、今と同じような働き方を続けるのか、真剣に悩むようになりました。「どの道を選択してもうまくいくとしたら、どうしたい?」。そんなことを自分に問い続けた結果、サラリーマンを卒業したい気持ちが募っていきました。

 脱サラに向けて、まず私は起業塾に入ることにしました。ある起業塾に行くと、「1カ月後までに、本業以外で20万円を稼いでください」という課題が出ました。「私には、資格も得意なこともない」と焦ったのですが、「株式投資ならできるかも」と思い、実際に1カ月で20万円の利益を生み出しました。

 この経験が、投資でもっと資産を増やしたいと思うきっかけになりました。そんなタイミングで出合ったのが「推し活投資」です。

「推し株投資」を本気で学んだら
過去17年間分の利益を上回る稼ぎに!

 私にとって投資の醍醐味は、“推し”の銘柄に出合えた瞬間の喜びにあります。社会や地球環境に良い事業をしていたり、社長の情熱があったりする魅力的な会社に投資をして、関わることができる。投資を通して“推し”と関係を持つことができるのが楽しいのです。

 私が最近関心を持っているのは、資源エネルギー関連。これから先は、社会や地球のためになる事業活動をする企業が成長していくと考えています。

 絶対に地球のためになる会社があるはずだと調べていく中で、E社に出合いました。今の資源エネルギーの構造を変えるには、海外の資源エネルギーの仕組みについても学ぶ必要がある。その点、E社の社長についてインタビュー記事やYouTubeの動画を見て調べて見ると、世界的な視野で事業を展開することができそうな人柄です。そう確信して、E社を“推し”の銘柄にしました。

 地球環境について良いことをする企業を応援する流れは、世界全体に広がっています。この潮流を受けて、E社の株価はあっという間に4倍に。

 私はこれまで、独学で17年間、株式投資を続けていましたが、なかなか目に見える結果が出たことはありませんでした。それなのに「推し活投資」を本気で学び始めたら、たった3カ月で、過去17年間分の利益を上回る稼ぎを出すことができたのです。

 「推し活投資」に出合ったおかげで、「お金がないから」と夢をあきらめることがなくなりました。

 心から挑戦したいことや、欲しいと思うものは、誰にだってありますよね。「推し活投資」はこうした夢をあきらめず、豊かな人生を送るための大切なツールなのです。私は現在、50歳。80歳になっても投資を楽しみたいと思っています。