グーグルでCFOを務めてきたルース・ポラット氏が「アザーベッツ」部門のコスト管理を担う新たな役職に就くPhoto:Dimitrios Kambouris/gettyimages

 グーグルがまたウォール街で好感されている。同社がその状態を死守しようとしているのは明らかだ。

 親会社アルファベットの株価は、先月の4-6月期(第2四半期)決算発表から5%上昇している。大幅な値上がりではないように見えるかもしれないが、直近の決算シーズンで大きく売られたテック部門の中では際立っている。各社のまずまずの業績でさえも、今年前半にハイテク株を押し上げた市場の熱狂に見合うものではなかった。

 アルファベット株の決算後の値動きは、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック運営会社メタ・プラットフォームズの4-6月期決算以降の株価動向と比べても特に好調だ。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、年初からアルファベットの決算までに36%値上がりしたが、以降は5%近く値下がりしている。