【お金を増やす】
きちんと知れば怖くない…「オプション取引」（第3の利益獲得手段）とは？

米国の富裕層の間では、米国以外の海外資産を組み入れるグローバル投資の動きが、以前にも増して加速しているという。日本と海外の投資・経済を知り尽くした金融マン待望の初著書『個人投資家もマネできる 世界の富裕層がお金を増やしている方法』（ダイヤモンド社）では、富裕層がやっているイギリス・フランス・ドイツ・イタリア・スイス・インド・チリ・台湾などへの国際分散投資法を、一般の個人投資家に向けてわかりやすく解説！ 投資バランスは「保守：積極：超積極＝5：3：2」、1銘柄の投資額は資産全体の4％以内で、資産全体の2割は現金買付余力に――など、「これならできそう」「続けられそう」と思えるグローバル投資の秘訣を明かした1冊だ。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、グローバル投資の極意を伝授する。

オプション取引の本質とは？

【前回】からの続き　それでは、ここでオプション取引の本質を、できるだけシンプルにお伝えすることにしましょう。

「あなたにとって株式投資でイヤなこと」は、なんでしょうか？ 多くの人にとって、それは「株価が下がること」でしょう。

株価が右肩上がりで上昇を続けるなら万々歳ですが、どんな優良な銘柄でも、下落に転じる局面は訪れます。

株価暴落に備える“保険”

多少の下落なら耐えられるとしても、それが暴落すると投資マインドは一気に冷え込みます。

そして、「欲張らず上昇トレンドのうちに売却して、利益を確定しておけばよかった……」と後悔しがちなのです。

実は、こうした不安を解消できるのが、オプション取引の本質であり、株価暴落に備える“保険”のようなものなのです。

オプション取引を
わかりやすくいうと？

投資家なら誰でも、保有銘柄の株価はどんどん上がってほしいと思うでしょう。その半面、暴落のリスクがあることも承知しているはず。

そこへ、こういう“保険屋さん”が現れたら、投資家はどう思うでしょうか？

この保険屋さんこそが、オプション取引をするあなた自身なのです。【次回へ続く】

※本稿は、『個人投資家もマネできる 世界の富裕層がお金を増やしている方法』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。