「近ごろ体を動かす機会がメッキリ減ってしまった」なんて人は多いはず。日ごろの活動量は減ったのに、なぜか食欲は減らない。飲食での摂取カロリーは多いのに、体を動かす消費カロリーが減ってしまったら、太ってしまうのは当たり前。内臓脂肪が蓄えられて、お腹はポッコリ。すんなり入っていたズボンがパツンパツンなんてことにも……。そこで参考にしたいのが、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)、『金スマ』(TBS系)、『体が硬い人のための柔軟講座』(NHK)などで話題のフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏の著書『10年後、後悔しない体のつくり方』(ダイヤモンド社)だ。本書は、中高年はもちろん高齢者でも、「これならできそう」「続けられそう」と思えて、何歳からでも体も脳も若返る秘訣を明かした1冊。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、運動を続けられない人が、続けられるようになる技術を紹介する。
試行錯誤して自分の50/50を探る
【前回】からの続き 毎回できないようでは目標設定が高すぎますし、逆に毎回朝飯前でこなせるようなら目標設定が低すぎます。
目標設定をやり直して、試行錯誤しながらクリアできる目標を探してみてください。
それがあなたの50/50です。
運動とビジネスの共通点を活かす
ビジネスでは「PDCA」(計画、実行、評価、改善)サイクルをまわしながら、結果の検証をして課題を解決することが大事だといわれます。
運動もこれと同じ要領で、PDCAサイクルをまわしながら結果の検証をしていくといいです。
運動を続けるうちに体力は向上しますから、50/50のレベルも上がってきます。
レベルアップして自分を進化させる
速歩30分×週2回を続けていると50/50のレベルが上がり、いずれ速歩30分×週3回、速歩30分×週2回+ジョギング30分×週1回となっていきます。
PDCAサイクルで検証しながら、体力の向上に応じて、プログラムも段階的に進化させていきましょう!【次回へ続く】
※本稿は、『10年後、後悔しない体のつくり方』より一部を抜粋・編集したものです。本書には、体が若返るメソッドがたくさん掲載されています。