5. カッツ・デリカテッセン ~本物の相手と行くのは気取らない店~ 『恋人たちの予感』
ロウアー・イースト・サイドにある1888年創業「カッツ・デリカテッセン」は、ニューヨークで最も有名なサンドイッチを売る老舗デリ。各国のNYガイドブックに載っているのか、ニューヨーク旅行者の多くがこの店を訪れます。
1989年の映画『恋人たちの予感』(原題:When Harry Met Sally...)では、恋人未満のサリー(メグ・ライアン)とハリー(ビリー・クリスタル)が訪れました。気のおけない大衆食堂的なイメージのカッツ・デリカテッセンは、ロマンティックな雰囲気は全くありません。デート用の気取った店ではなく、気のおけない相手と美味しいものを食べるのに向いた店なのです。そして映画のように、恋愛対象外の友人を真剣な相手に変化させてしまう魔法を持つ店かもしれません。実は筆者も、長い付き合いの友人が「うまいものを食おう」と連れてきてくれた店で、その数年後友人は配偶者になりました。
ちなみに『恋人たちの予感』のシーンで、ハリー(ビリー・クリスタル)はパストラミ・サンドイッチ、サリー(メグ・ライアン)はターキー(七面鳥)のサンドイッチを食べています。映画のファンの方は、同じメニューを頼んでもいいかもしれませんね。
参照
When Harry Met Sally... (6/11) Movie CLIP - I'll Have What She's Having (1989) HD Movieclips
Every Recipe in When Harry Met Sally Epicurious.com
“And I love that you’re the last person I want to talk to before I go to sleep at night”
1日の終わりに話したい相手は君なんだ(意訳:青山沙羅)
When Harry Met Sally... (1989) IMDb