誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
相手に心を開いてもらうには?
人間関係において、相手に心を開いてもらうことは、とても大切なことです。
だからといって、相手の心を無理やり開かせることはできません。それよりも、自分自身が正直で誠実であることが大事なんです。
自分自身がどんな相手に心を開くかを考えてみてください。簡単にいうと「信用できる人」ですよね。
無意識に悪事を働いていないか?
自分自身が普段から信用できる振る舞いをしていない限り、他人の心を開かせることはできないのです。
誠実である、嘘をつかない、騙したりしない。こうしたことを普段できていない人が、他人の心を開かせられるわけがありません。
美味しいものでもごちそうしたら、そのときは心を開くかもしれませんが、本質的に心を開いているわけではありません。
あなた自身は信用に値する人?
結局のところ、普段から自分の言動を見直してみてください。自分自身が信用に値する人間であるということが、他人に心を開いてもらう大前提なんです。
そのうえで、「なにかあったら相談してね。自分にできることがあったらするから」と、ほどほどに相手のペースを尊重して、「私はあなたの助けになる」というメッセージを発信しておくことも大事です。
相手に心を開いてもらうというのは、とにもかくにも自分自身が信用できる存在じゃないと無理なんです。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。