「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

【読解力UP】「脳力」を高めるために日常やっておきたいこと3選Photo: Adobe Stock

コミュニケーションエラーは読解力低下のせい!?

「顧客からのメールを読み間違え、的外れな提案をして顧客をがっかりさせた」
「上司からの指示で作成した資料は、全く見当違いのもので注意を受けた」
「先輩の言っていることが理解できず、何回も聞き直して怒らせてしまった」

 一つでも当てはまる方は、「読解力」が低下しているかもしれません。

 コミュニケーションエラーの要因の一つに、「読解力」不足があります。文章や言葉をより深く、正確に理解するスキルが足りていないため、ミスが生じてしまうのです。

 では、読解力を高めるにはどうしたらいいのでしょうか。日常生活でできることを3点ご紹介します。

1.読書をする

 定期的に書物や記事を読むことは、脳の筋トレと同じです。特に、自分の興味を引くジャンルや専門外のジャンルを読むことで、新しい知識や考え方に触れ、脳を柔軟に保つことができます。

2. 自分なりの言葉でまとめる

 読んだ記事や本の内容を、数行で要約する習慣をつけることで、本質を捉える能力が養われます。

3.メモを取る

 読んだ内容や自分の考えを手書きでメモすることで、記憶に残りやすくなります。また、自分の言葉で情報を整理することが読解力の向上に繋がります。

 読解力を向上する脳トレも一つご紹介しますね。

 5つの文章が、ある一連の動作を表現しています。順番がバラバラなので、正しい順に並べ替えてみましょう。制限時間は3秒です。

1 カレールウを入れる
2 肉と野菜を炒める
3 材料を用意する
4 お皿に盛りつける
5 水を入れて煮込む

 正解は、3→2→5→1→4です。答えがパッと思いつきましたか。正しく並び替えるには、何をしているところなのかを理解する必要があります。

 最初は、キーワードを拾いましょう。この問題は、「カレールウ」「炒める」「材料」「お皿」「煮込む」という言葉が拾えますね。ここから「カレーを作る」場面が推測できたら、一連の動作の順番が、なんとなく見えてくるでしょう。

 もちろん、ゆっくり時間を掛ければ正解が出ます。ポイントは、5つの文章をかたまりで、高速で見ること。慣れてくると、一度に見える単語量も増えていきます。

 読解力の向上は、一夜にして得られるものではありません。しかし、上記の方法を日常生活で実践したり、脳トレを取り入れることで、着実に能力は上がっていきます。

 読解力を高めることで、情報を速やかに、且つ深く理解する能力が身につき、仕事や学習、日常生活のさまざまなシーンでの効率が大きく向上します。日常の小さな習慣が、大きな成果を生む鍵となるのです。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。