「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

優柔不断なあなた、それ、脳トレで解決できます!Photo: Adobe Stock

1秒で決めて、1秒で動き出す

午前中の仕事がひと段落。あなたは、コンビニへ向かいました。

「さて、今日のお昼ご飯は何にしようかな?」

さっと食べられるサンドイッチにしようかな。新商品のおにぎりが販売されている。こっちもいいな。でも、もし味が好みじゃなかったら嫌だな。あ〜、考えるの面倒くさいから、無難ないつものお弁当でいいか。

 パッと決められなかったり、考えるのが面倒くさくて、いつもと同じものを選んでしまったり……あなたの判断力は、どのくらいのレベルでしょうか。

 物事を決めるとき、いつもと同じく迷ってしまい、決めるのがとても遅い人。それ、脳トレで解決できます!

 バラバラになっている文字を、意味がわかる言葉に並べ替えます。パッと見て、パッと声に出して答えてみましょう。脳が「わかった!」と認識してくれます。

 制限時間は1問1秒です。下の文を並べ替えてください。

「借り手のた猫ものい」

 いかがですか。皆さんに馴染みのある「ことわざ」なので、一文字、二文字くらいで一文を推測できた方がいると思います。

 正解は「猫の手も借りたい」でした。

 判断力アップに繋がるポイントは、とにかく素早く答えを「決める」ことです。間違っていても構いません。1秒で答えを出すことに注力しましょう。

 また、答えがわかったら、ことわざの意味をイメージしてみましょう。こちらも1問1秒です。「忙しくしている人」「猫の手」といったシーンがイメージできるのではないでしょうか。

 最後に、その言葉を使って、短い文章を作ってみてください。

「予想以上の注文が来て、猫の手も借りたいくらい忙しい」

「意味がわかった」で終わりにせず、自分で例文を作ってみることで、記憶の定着にもつながります。

 それでは、次の問題も考えてみましょう。1秒で答えを出す!このポイントが脳の活性化にとって大事です。

「三はき起文の早徳」

 正解は「早起きは三文の徳」でした。

 一瞬「???」が浮かんだ方もいるかもしれません。「早起きは三文の徳」という言葉を知っていれば、「早起き」というキーワードが見つかると、すぐにわかりますね。

 また、答えがわからないとき、実際にはない言葉を思いつくかもしれません。

「徳三は早起き文」

 実はありそうでない言葉を想像したり、自分で言葉を作ってみたりすることは、右脳にとって大きな刺激になります。ぜひ正解にとらわれず、1秒で答えを決めて、判断力を上げていきましょうね。

 1秒で決めて1秒で行動にうつすことで、考える時間が減り、行動量が増えます。行動量が増えることで、出会う人が増え、さらに人生が豊かに変化していくのです。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。