ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者(31)がロシアで収監されている問題を巡り、26日夜に同氏の母校である米ボウディン大学でイベントが開催された。イベントには、ゲルシコビッチ氏の友人や同氏に教えたブロック・クラーク教授らが参加。ゲルシコビッチ氏は3月29日、ロシアのエカテリンブルクを取材で訪れた際、連邦保安局(FSB)にスパイ容疑で拘束された。同氏はロシア外務省から記者として働く許可を得ていた。本人やWSJ、米政府はいずれもスパイ容疑を断固として否定している。クラーク氏はイベントで、ゲルシコビッチ氏の授業を初めて受け持った際、誤って同氏のことを「イーサン」と呼んでしまったことを振り返った。過ちに気付いた後、なぜ誤りを指摘しなかったのかとゲルシコビッチ氏に聞くと、「いずれ正しい名で呼ばれることは分かっていたからだ」と答えたという。
ロシア勾留のWSJ記者巡り、母校の米大でイベント
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