米国の富裕層の間では、自国以外の海外資産を組み入れるグローバル投資の動きが、以前にも増して加速しているという。日本と海外の投資・経済を知り尽くした金融マン待望の初著書『個人投資家もマネできる 世界の富裕層がお金を増やしている方法』(ダイヤモンド社)では、富裕層がやっている国際分散投資を、一般の個人投資家に向けてわかりやすく解説! 投資バランスは「保守:積極:超積極=5:3:2」、1銘柄の投資額は資産全体の4%以内で、資産全体の2割は現金買付余力に――など、「これならできそう」「続けられそう」と思えるグローバル投資の秘訣を明かした1冊だ。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、グローバル投資の極意をわかりやすく伝授する。

【お金を増やす】<br />3段階で資産の積み上げを狙う「資産形成ピラミッド」とは?photo:Adobe Stock

「資産形成ピラミッド
で積み上げを狙う

私は、伸び盛りの富裕層の顧客に、3段階で資産の積み上げを狙う「資産形成ピラミッド」を提案しています。

それは、次の図のような3つの階層で構成されています。

【お金を増やす】<br />3段階で資産の積み上げを狙う「資産形成ピラミッド」とは?

「超積極的な投資」の考え方

個人投資家が、金融資産が少ないうちから3段目の「超積極的な投資」を行う必要はありません。

3段目は大きなリターンが期待できる半面、資産を失ってしまうリスクもあるからです。

資産も経験も少ない段階でリスクの高い投資に大きく乗り出してしまうと、手持ちの余裕資金を大きく目減りさせて、相場からの退場を余儀なくされることも考えられます。

※本稿は、『個人投資家もマネできる 世界の富裕層がお金を増やしている方法』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。