動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は中国の販売業者を頼りにネット通販事業を世界に広げようとしている。販売業者の活用は取扱商品の拡充が狙いだ。しかしTikTokは人目を引くダンスや口パクの動画の投稿に使われてきたため、経験豊かな販売業者――アマゾンのような従来型の通販プラットフォームでの小売りによりなじみがある――でさえ当惑している。中国南部・潮州市の中国人販売業者リナ・パンさん(46)はTikTok上に開設した店舗を通じてソープディスペンサーとシャンプーのボトルを販売した。4300ドル(約64万円)を支払って受講した7時間の講習動画では、講師がTikTokで「数百万を稼ぐ」秘訣(ひけつ)を明かすと言った。
TikTok通販が米進出 中国人業者は四苦八苦
販売業者は適切な商品を選び、文化に配慮し、ソーシャルメディアを巧みに利用しないといけない
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