芸人の新たな世代も出演
「岡村隆史さんにも登場してもらいたい」
番組への愛着を高める戦略により、若い世代も番組を見てくれるようになったという。
その動きに合わせるように、葉加瀬太郎氏がエンディングテーマ曲を手掛けたり、お笑い芸人の「FUJIWARA」原西孝幸氏や、「ロンドンブーツ1号2号」田村亮氏が出演したりなど、新たなアプローチにも果敢に挑戦している。
そして、井田氏は目前に迫る40年の節目に実現したいという企画についても話してくれた。
「久しぶりに1時間の枠で、海外や国内でも2~3日ぐらい泊まり込みの壮大なロケができればいいですね。あとは、スケジュールの都合で実現できていない岡村隆史さんにゲストとして登場してもらえればうれしいです」
そして、阪神氏はこの番組に対して、「周囲に迷惑をかけず、体力が持つ限りは番組を続けたい」という思いに加え、番組を続けるための意気込みについても教えてくれた。
「釣りやこの番組の魅力をもっと次の世代に伝えたいという、それだけなんです。だから、もし番組にスポンサーが付かなくなったら、自分でお金を出しても続けたいと思うぐらいです(笑)。それぐらい愛している番組ですよ」
サンテレビの編成部は、「老舗としての大切な番組の一つで、通年でも認知度が一番高い番組です。可能な限り、継続したいと考えています」と、今後も変わりなく、番組を継続する意向を語った。
ネット配信番組や動画コンテンツが台頭する時代において、番組としてのブランド力を磨き、挑戦を続けることで、テレビ業界を生き抜いてきた『ビッグ・フィッシング』。柔軟な変化を求められる時代だからこそ、「変わらない」戦略により独自の価値が立ち上がってきたのだろう。