SNSで大人気のPoche(ポッシュ)さんは、人間関係、親子問題、アダルトチルドレン(AC)専門のカウンセラーです。そんなPocheさんのもとには日々、さまざまな人たちからの切実な悩める声が寄せられています。
ここではそんなPocheさんの最新刊『悪いのは、あなたじゃない』から再構成してお届けします。
本書では実際のカウンセリング事例の数々をもとに、実は意外なところに存在していた悩みの原因をつきとめ、解決へと導いていくプロセスを紹介しています。
他の人にはなかなか理解してもらえない、相談しにくい悩みを抱えて、すべては自分のせい、と思い込んできた人に、今より少しラクに生きられるようになるヒントを紹介します。

直接言われてもいないのに©Poche

「どうせこう思われているんだろう」と
悪い想像ばかりしてしまう…

 相手から直接言われたわけではないけれど、「この人はこう思っているんだろうな」と心に浮かぶことはありますか?

 それが良い想像ならまったく問題ないのですが、対人関係において膨らみやすいのは悪い想像です。

どうせこう思っている©Poche

 厄介なのは、いったん「こう思っているんだろうな」というネガティブな想像をしてしまうと、相手の一挙一動がその想像とくっついてしまうこと。
 そうしているうちに、ネガティブな想像が補強されていきます。

 最初は単なる想像だったものが、あたかも事実であるかのように自分の中で認識されてしまい、「あの人はこう思っている!」と強く思い込むようになってしまうのです。

 その結果、事実ではないことも、自分にとっては事実であるかのように感じられてしまいます。
 これは脳の確証バイアスによるもので、一度先入観を持ってしまうと、そのイメージを裏付ける情報ばかりに目が行きやすいのです。

 例えば、「あの人は、私のことを面倒くさいやつだと思っているんだろうな」と、ネガティブな先入観を持ったとしましょう。

 そうなると、相手が誰かとコソコソ話していれば、「自分の悪口を言っているのでは」と感じます。
 あなたのそばでため息をついて素通りされれば「ああ、やっぱり私のことを面倒くさいやつだと思っているからだ」というように感じるかもしれません。

 実際には、あなたの悪口など言っておらず、ため息はプライベートな事情によるもので、素通りしたのはただ単に忙しかっただけかもしれないのに、です。

悪いうわさばかり
想像してしまう…

 1つ、このような相談事例をご紹介します。