大学生、そして社会人からも圧倒的な支持を受ける就活塾「我究館」をご存じだろうか。
第一志望内定率93.1%と圧倒的な成果を残し、ロングセラー『絶対内定』シリーズの著者としても有名だ。では、採用される人、されない人の差はどこにあるのだろうか。今回は、絶対シリーズの中でも人気の『絶対内定2025 面接』より、面接の攻略法を紹介する。

絶対内定Photo: Adobe Stock

社会人(OB・OG)訪問は面接練習でもある

 社会人訪問に慣れてくると、面接で落ちなくなる。これは、今まで学生を指導してきて確信していることである。
 社会人訪問に力を入れた学生は、大人との会話に慣れている。結果として、面接でも的確に答えることができるのだ。

 例えば、大手広告代理店D社に入ったTくん。彼は社会人訪問のたびに、先輩たちから「今日の僕の甘い部分を、考え方も、立ち居振る舞いもすべて厳しく指摘してください」とお願いした。

 自分から申し出たものの、相当ズバズバと言われ、はじめた頃は落ち込む日々だった。

 しかし、そこでめげないのがTくん。もらったアドバイスをノートに記録し、「次はどう伝えればいいか」「どんな知識をつけるべきか」「どんな質問をぶつけたいか」など、自分の甘さと向き合い、改善点を徹底的に洗い出していった。時にはくやし涙を流すこともあったが、日に日に成長していく様子が見てとれた。

 そして、訪問した人数が30人を超える頃には、まるで別人のような落ち着きと、風格が漂っていた。話す姿勢、人の話を聞く姿勢、目つき、顔つき、そのすべてが洗練されていた。

「Tくんなら大丈夫だね」と、我究館コーチ全員が思った。
 当然のように第一志望に内定した。

Tくんの社会人訪問の特徴

 Tくんが素晴らしかったのは、年齢が近くて気楽に話せる20代、30代だけではなく、管理職世代である40代、50代とも積極的に会っていたことだ。

 世代によって、雰囲気や考え方がまったく違う。

 会話をするのも緊張するし、何を聞いたらよいのかもわからなかっただろう。多くの就活生が、世代が上の人たちへの訪問を敬遠する。そして、慣れていないその世代の方たちと、最終面接で会って、落とされてしまうのである。

 ぜひTくんのように、練習の場として積極的に社会人訪問を行おう。

(本稿は、『絶対内定2025 面接』を抜粋、再構成したものです)

藤本健司(ふじもと・けんじ)
我究館館長
千葉大学教育学部卒業後、(株)毎日コムネット入社。営業に配属され、2年目に優秀社員賞、3年目に社長賞を受賞。2012年「世界の教育問題に対峙したい」との思いから、青年海外協力隊としてケニア共和国で活動。3年間、JICAや現地の省庁と連携し、児童福祉施設における情操教育やカウンセリングに携わり、「人は志や気づきによって大きな成長を遂げられる」ことを実感する。2016年より(株)ジャパンビジネスラボに参画。我究館学生校の主担当コーチとして大学生をサポート。2017年10月より副館長を務め、2021年5月より現職。外資系投資銀行、コンサルティングファーム、総合商社、広告代理店など、難関企業に多数の内定実績がある。著書に「絶対内定」シリーズがある。