ムダなものを買うぐらいなら、
税金を払おう
例えば、利益が100万円出た場合、会社で支払う税金は、約31万円です。このときに経費を10万円使うと、税金は、約29万円に減ります。差額は、約2万円です。税金は、基本的に利益(所得)×税率で計算します。利益が10万円減っても(経費として10万円使っても)、税金が10万円減るわけではありません。
具体的な数字を入れて考えてみましょう。
・経費を10万円使う→10万円の支出
・税金を29万円払う→29万円の支出
合計で39万円の支出となります。
一方、経費を追加で使わない場合は、
・経費0円→0円の支出
・税金を31万円払う→31万円の支出
合計は31万円の支出となります。
経費を10万円使った場合、確かに税金を減らせます。しかし、出ていくお金も増えていくのです。その経費(支出)が仕事に必要なもの、将来への投資となり得るものならば、問題ありません。惜しまず使うべきです。
ただ、支払う税金を減らすために、必要でない経費を増やすと、いたずらに会社のお金を減らすだけになります。ムダなものを慌てて買うくらいなら、普通に税金を支払ったほうが、会社にお金が貯まっていくのです。
(次回は、3月12日の予定です)
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