フォロワー17万人超のアカウントに
離婚訴訟係争中であることを“アウティング”される
2019年4月。テレ朝社員の西脇亨輔が忙しく社内を走り回っていたある朝、同僚が「ねえ、西脇、離婚の裁判してるの？」と三浦瑠麗氏のTwitter画面を手に尋ねた。
「そもそも何年も別居し離婚調停後、離婚訴訟係争中の人を不倫疑惑とする方が間違い。新しいパートナーと再スタートを切り子供を作ることさえ、離婚しにくい日本では難しい。これは本来多くの人が抱える問題のはずなのに。村上祐子さんを朝まで生テレビから下ろすべきではない。」（2019年4月23日 三浦瑠麗氏公式Twitterアカウントより）
三浦氏のツイート 拡大画像表示
スマホ画面の中では、西脇が秘していた「テレビ朝日政治部記者（当時）である村上祐子氏と離婚裁判をしている」というプライバシーが、三浦氏の当時17万人超に及ぶフォロワーへ“アウティング”され、拡散されていた。
頭から氷水をかぶったように血の気が引き、足が震えた。村上祐子氏が離婚裁判中であれば、もちろん相手は（当時）夫の自分だ。
社内結婚で、かつては「おしどり夫婦」と呼ばれた夫婦は別居中だった。西脇は離婚調停や離婚訴訟について、誰にも明かしていなかった。妻の村上氏はきっぱりと離婚を求めていたが、西脇はやり直したいと食い下がり、不成立に終わった離婚調停は訴訟へと突入していた。
そこに飛び込んできた、村上氏がNHKの男性記者と同棲中であるとの週刊ポストのスクープは、別居中の西脇にとって寝耳に水。西脇が衝撃に打ちのめされる中、別居同棲報道の影響で、村上氏が当時MCを務めていた「朝まで生テレビ！」の出演が当面見合わせられると発表された。三浦氏のツイートは、番組共演者であり友人である村上氏を擁護したものだった。
