物事を全体で考える

 対して、深く考えられる人は部分最適で考えることをしません。自分の行動が会社や組織にどのような影響を与えるか一度考えてから行動ができるのです。

 仮に自分や自分の部署にとってはメリットが大きいことでも、代わりに他の部署のデメリットは大きくならないかを考えることで、自分たちだけ得をするということを避けられますし、仮にアクションを起こす場合も全体のメリットが大きいことだけを選択できるので、会社にとって貴重な人材となれるのです。

 つまり、深く考えられる人は物事を全体で考えることができるのです。

 これはお笑いの世界でも同じで、自分だけウケればいいと思っている芸人は売れません。そうではなく、自分がスベっても舞台全体や番組全体が盛り上がればいいと考えることができる芸人が活躍できます。しかもそういった人のまわりには自然と人も集まります。

 非常にシンプルなことですが、効果は大きいのでぜひ頭の片隅に入れておいていただけますと幸いです。