予約金を受け取るようにしたことで資金繰りが一気にスムーズに
先日、大阪で仕事があった帰りに、JRの特急「サンダーバード」を利用しました。
すると、グリーン車の車内で彼とバッタリ出くわしました。彼はサンダーバードで金沢まで出張に行くところだったのです。
彼の手持ちのお金が6000円で、なんとかならないかと悩んでいた段階は、確実にクリアしていたようです。
彼は、私のアドバイスで、すでにつくったソフトウエアをほかの会社に売り込んでいく予定だそうです。カスタマイズが必要にもなるでしょうが、ゼロからつくるわけではありません。それで同じ額で販売できるのであれば、これほど効率のよいビジネスはありません。
彼のように、制作に時間のかかる製品の場合には、「予約金」で現金を優先するという、ビジネスのごく基本的なことを実践するだけで、資金繰りには雲泥の差が出ます。
「予約金」は、当たり前だと思われることでも、当人たちからすれば、目からうろこの仕組みで、案外もらえていないのが現実です。
まずは自分の会社の実情をよく知ること。そして、それを客観的に評価・分析して、どうやって現金を確保すべきか、自分の固定観念に囚われることなく、その方法を見つけようとするところから始めるべきです。考えて、考えて、考え抜きましょう。