
今週はソフトバンクグループ(SBG)にとって悪いニュースが続いている。人工知能(AI)がけん引する新たなテックブームはいずれ同社にとって追い風になるかもしれない。だが直近の決算を見るかぎり、同社が投資家の資金を抜かりなく管理でき、三振の多さを補うだけのホームランを確実に打てると投資家に納得させるには、やるべきことはまだ多そうだ。
SBGが9日発表した7-9月期決算は、9311億円(約62億ドル)の赤字という予想外の内容だった。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、アナリストの予想平均は約12億ドルの黒字だった。