ウクライナに「停電の冬」再び 爆撃攻勢に身構え破壊されたミコライウの庁舎

【キーウ(ウクライナ)】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、同国の電力と暖房の停止を狙うロシアによるミサイル攻撃に備えるよう国民に呼びかけている。ロシアは戦争の形勢の変化につけ込もうとしている。

 2度目となる冬の爆撃攻勢の見通しは、ここキーウ(キエフ)の暗くなりつつあるムードに拍車をかけている。ウクライナの夏の反転攻勢は、何千人もの犠牲者を出したにもかかわらず、大きな成果を上げることができなかった。ウクライナ軍の最高司令官は、こう着状態になりつつある恐れがあると述べている。米国からの新たな包括的支援は議会審議が難航している。