今生きている人生で「悔いのない生き方」をしている人はどれだけいるでしょうか。しなかったことで後悔するよりも、自分に正直な人生を生きたほうが絶対幸せです。「やりたいこと」をやり始めてからが本当の人生だからです。では、「やりたいこと」を見つけるにはどうすればいいのか? 今すぐ「今すぐ、ふせんを使うこと」です。頭の中で考えたところで見つかりません。「書く」のです。
「面倒くさいな」と感じた方、だから「ふせん」なのです。ノートや手帳、パソコン、スマホのいいとこどりした最強アイテム「ふせん」を使うことで、驚くべき効果が表れます。やることは、「書いて貼って並べ替える」だけ。ふせん特有の5つの特色のおかげで、脳の潜在能力をつかいこなして、人生が180度好転します。
『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋して紹介。ふせんを1日1枚書き始めた瞬間から、みるみる自分が変わっていくことに驚きます。自身の変化とふせんのすごさをぜひ堪能してください。

昔の失敗が成功に変わる「自己肯定感」の取り戻し方Photo: Adobe Stock

昔の失敗は成功のもと

 ふせんを使って未来の成功ストーリーを作ると、昔の失敗が成功に置き換えられます。それにより、自己肯定感が生まれて自信がつきます。価値観にも裏付けられて、自分自身の人生に一貫性が生まれるのです。

 過去とは終わったことなので、すでに消えてなくなっています。残っているのは痕跡だけ。現在は過去の影響を受けますが、未来を作るのは過去そのものではなく、現在の自分自身の「考え」なのです。
未来だけではありません。過去を作るのも、今の自分の「考え」です。起きた事実がどうであれ、解釈次第でどうにでもなるからです。

 最先端の量子物理学の研究では、ヒトの意識の介在によりエネルギーが粒子になること(観察者効果)と、粒子が時間を逆行すること(反物質)が証明されています。しかも、未来が過去に影響を与えるという不思議な実験結果まで出ています。

 凡人の私には、過去が未来の影響を受けるという量子物理学の理屈はわかりません。

 でも、歴史をひもとくと、わからなくもない。歴史とは必ずしも事実ではないからです。歴史とは、事実を都合よく解釈して意味づけした認識にすぎません。公開された機密文書と照らし合わせるだけでも、私たちが知っている歴史とは事実ではなく、権威や権力のある第三者が脚色したフィクションというケースもあります。

 歴史でさえ都合よく脚色されるのですから、自分自身の過去を自分に都合よく解釈したところで、バチがあたるわけがありません。

 自分自身を見る目を変えるだけなら簡単です。世の中を変えられなくても、自分の未来は自分でコントロールできるのですから、それだけでも奇跡です。

 そもそも、過去の失敗とは、現在が過去よりもよくなっているから失敗に見えるだけにすぎません。
そう考えると、過去の失敗という教訓があるから、未来がよくなることに気づけます。「失敗は成功のもと」なのです。

 現在・過去・未来がワンセットとなって、人生の成功という全体最適を描き出していることを、私はいつも実感します。人生の成功とは、過去の失敗という土台の上に成り立っているのです。

 そうであるなら、過去の出来事を都合よく解釈して、自分の未来を都合よくコントロールすればいい。それゆえライブドアショックで破産しかけた私は、「ホリエモンよ、ライブドアショックを引き起こしてくれてありがとう!」と、自分を納得させることにしました。

 ふせんを使った思考で未来の成功ストーリーを作ると、昔の失敗が成功につながるのです。副次的効果として、自己肯定感を取り戻せるのです。

(本原稿は、『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋し、構成したものです)