投資の大原則「長期・積立・分散」とは?

「長期・積立・分散」とは、
①できるだけ長い時間(少なくとも10年以上)投資を続ける
②一定の金額を決まった間隔で投資する
③世界中のさまざまな資産に分けて投資する
方法です。

 実際に、世界最大規模の運用資産を持つノルウェー政府年金基金など、多くの機関投資家や富裕層が「長期・積立・分散」の資産運用を行い、長期的に高いリターンを上げています。

「長期・積立・分散」を続けるとどうなるのか、1992年から2022年まで、30年運用を続けた場合のシミュレーションを見てみましょう(世界の基軸通貨であるドル建で、まず最初に1万ドルを投資して、その後、毎月300ドルを積み立てた場合のシミュレーションです)。元本に対して、資産は約3・2倍に成長していました。

グラフ

 ただし、30年のシミュレーションをよく見ると、資産はずっと増え続けていたわけではありません。一時的に減っている箇所がいくつかあることがわかります。ですが、「長期・積立・分散」をすることで、最終的には資産を増やすことができています。