デートや面接…ここぞという日には
メンズメイクでキメる

BBクリームやCCクリーム(日焼け止めや化粧下地、ファンデーションなどの機能が一体化した、手軽に顔色を整えられるアイテム)を日常的に使うと答えた人は6.5%だが、冠婚葬祭や面接、デートなど大切な日に使う人の割合は10.4%に跳ね上がる。特別な日には、40代男性の10人に1人がBBクリームやCCクリームを使う、つまりメンズメイクをすると答えているのだ。
こういったデータからも、韓国人男性は他人に与える印象を強く意識して外見を整えようとしていることがうかがえる。
韓国におけるメンズ美容の波は、日々の化粧品の使用にとどまらない。
「一部の男性は肌改善のために美容クリニックを訪問し、施術を受けることもあります」
美容皮膚科が充実している韓国においては、日本以上にその存在が身近だ。例えば、韓国の大手美容クリニック「id病院」(ソウルの高級エリア・江南にある自社ビルで美容外科・美容皮膚科・歯科を運営し、東京銀座にも店舗展開する有名クリニック)に来院する男性の4人に1人は40〜50代だというデータもある。
人気なのは、ボトックス注射やフィラー注射、レーザー治療などによるシワ・シミの治療で、1回あたり3〜10万円。金額だけを見れば安いものではないが、クリニックでの施術はそれだけ効果も高い。韓国の男性たちは今この施術に、つまり自分の外見への投資に価値を見出しているのだ。