APECの首脳集合写真で感じた
「スーツ色」の変化

 こちらの集合写真を見て感じたのが、「各国首脳のスーツ色が明るくなってきている」という点です。

APEC参加国の首脳のファッションチェック!究極の着こなしは誰?岸田首相の評価は?

 比較として、1999年のニュージーランド、オークランドで開催されたAPECに出席するビル・クリントン元米大統領をご覧ください。

1999年に開催されたAPECに参加したクリントン元米大統領(前列中央)1999年に開催されたAPECに参加したクリントン元米大統領(前列中央) Photo: Phil Walter/gettyimages

 同席しているその他の政治家も含め、紺色がいわゆるミッドナイトブルー、濃紺ということがお分かりいただけるかと思います。

 それに対し、2023年サンフランシスコAPECでのジョー・バイデン米大統領のスーツ姿はこちらです。

今年のAPECに参加したバイデン米大統領今年のAPECに参加したバイデン米大統領(中央) Photo:Kent Nishimura/gettyimages

 もともとバイデン大統領は青みの強いロイヤルブルーが好きで、お召しのところをよく見かけます。

 81歳という高齢のために指導者としての資質を問われる場面が米国ではよく報じられますが、あえて明るい色を身に着けることで、少しでもフレッシュで若々しいと印象づけたいという意図的な選択かもしれません。