冒頭の集合写真、前列右から4番目の立ち姿を見ると分かりますが、私たち日本人にも通ずる、スリムで小柄な体躯のボルキア国王。立体感が美しい上質スーツに身を包み、にこやかにほほ笑む姿には、気品と貫禄を感じ、リーダーとしてとても参考になるスーツ選びだと思います。
ステッチ(縫い目)や構築から拝察するに、ハンドメイドの手星ステッチが入った上質なテーラードスーツであることは間違いありません。
シャツはセミワイドの大き過ぎず、小さ過ぎない絶妙なカラー。ネクタイはスーツよりダークカラーを合わせることで、シャープでドレッシーな印象になります。
体型が近い私たち日本人にも、とても参考になる着こなしです。英国王室をはじめ、ロイヤルの着こなしはエレガンスの極み、と改めて関心いたしました。
ボルキア国王の御子息
マティーン王子も有名
このボルキア国王にはアブドゥル・マティーン王子という、天皇陛下の即位の礼に参列した時に一緒に来日された、美ビジュアルの御子息がいらっしゃいます。
10月にご婚約を発表した際には、世界のロイヤルウォッチャー女子が涙したともいわれる麗しい王子の着こなしの方も、ご興味のある人は検索してみてください。
岸田首相のスーツ着こなし術
その評価は?
一方、岸田文雄首相の濃紺スーツは、首脳としては定番であるものの、やや硬い印象を受けました。
日本国内のみならず、国際政治でも時代の流れが非常に早く、柔軟かつ強固なリーダーシップが求められる今日。「若見え」戦略でフレキシブルなイメージを狙うバイデン大統領にならい、明るめ紺スーツを増やしていくとよいかもしれません。