すさまじい勢いで進化し続けるChatGPT。使えるGPT自体がアップデートされたり、扱える文字数が増えたりしているが、11月に大幅な機能追加が行われた。中でも目玉といえるのが、自分専用にカスタマイズしたチャットボットを作れる「GPTs」機能である。UIも新しくなったので、現時点でChatGPTがどうなっているのか、最新の機能とUIを紹介したい。(ITライター 柳谷智宣)
11月、ChatGPTの大幅な機能追加で
再びユーザーが殺到
ChatGPTが一般公開されて約1年。強烈な速度で進化し、さまざまな機能が追加され、多くの人が利用するようになった。雨後のタケノコのようにライバルの生成AIが登場したものの、今でもビジネスで活用するならChatGPTがダントツに使い勝手がいい。
11月にはChatGPTに大きな機能追加が相次いで行われ、ユーザーが殺到し、ChatGPT Plusの新規登録が一時的に停止された。それでもアクセスは増え続け、11月22日の朝からChatGPTがダウン。仕事にならないと頭を抱えた人も多いだろう。さらにこの日はChatGPTと音声で会話できるスマホアプリの「ChatGPT Voice」機能が無料ユーザーにも開放された。
今年の春頃には日本でもChatGPTブームといえる状態で、雑誌の特集やハウツー本などもたくさん出版された。しかし、あれから半年でいろいろな状況が変わっており、もはや当時の“常識”は半分くらい通用しない状況になっている。
どんどん機能が追加され、変わっていくChatGPT。今回の記事では、現時点のChatGPTのUIと機能を紹介したい。