資金調達やプロダクトのリリース、ファンド組成、人事異動──日々、さまざまな動きがあるスタートアップ業界。今週(2月14日から2月18日)はどんな動きがあったのだろうか。
いま、押さえておくべき「スタートアップ業界のニュース」をDIAMOND SIGNAL編集部が独自の視点からピックアップしてお伝えする。今週はメタバース空間制作アプリのリリース、ソニーのファンド設立、自動化・省人化に取り組むスタートアップの調達などがあった。
誰もがメタバース空間をつくれるサービスが登場
クラスターがメタバース空間を制作できる機能「ワールドクラフト」をリリース
3次元の仮想空間上でコミュニケーションが行えるサービス・プロダクト全般を指す言葉「メタバース」。2021年10月にFacebook、Instagramを提供するFacebookが社名をMeta Platforms、通称「Meta」に変更したことで、一気に注目度が高まった。
ゲーミングプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」、オンラインゲーム「Fortnite(フォートナイト)」といったゲーム領域から火がついた「メタバース・ブーム」。最近では、バーチャル会議室「Horizon Workrooms」を筆頭に、Gather(ギャザー)やoVice(オヴィス)など、ビジネス領域での活用が広がりつつある。
2015年設立のクラスターだ。同社は、2016年にバーチャル空間に集って遊ぶことのできるプラットフォーム「cluster」のアルファ版をリリースし、その翌年に正式版をリリースしている。