日本でも1月に12億円の資金調達を発表したbooost technologiesを始め、ゼロボードやオンドなどがVCから資金を集めてサービスを展開しているほか、地方銀行がコンサルティング会社とタッグを組んでビジネスを立ち上げるケースも出てきた。

アスエネとしては日本で事業基盤を固めつつ、将来的にはアジア展開も進めていく計画。今回国内だけでなく海外のファンドから資金を調達したのは、海外展開も見据えた上での判断だという。

「この分野は欧州が2歩ほど進んでいて、その次に米国、そして日本が続いているような状況だと考えています。欧米では徐々にプレーヤーも増えてきていますが、アジアは黎明期で事業者の数もまだ少ないですし、チャンスも大きい。まずは5年後に1万社への導入を目指していきます」(西和田氏)

アスエネでは18億円の調達を経て組織体制を強化する計画。将来的にはアジアでの事業展開も見据える
アスエネでは18億円の調達を経て組織体制を強化する計画。将来的にはアジアでの事業展開も見据える