オンライン商談の解析に勝機を見出しているのは何もRevCommだけではない。MiiTel for Zoomの競合には、ACESが提供する「ACES Meet」、バベルが提供する「ailead」、amptalkが提供する「amptalk」などが挙げられる。

同領域には多くのプレーヤーがいるが、RevComm代表取締役の會田武史氏は「音声認識エンジンの精度の高さ」、そして「解析機能の充実」を競合優位性として掲げた。

「さまざまな議事録サービスが登場してきましたが、我々はMiiTelを2018年から提供しています。まず、自社オリジナルの文字起こしエンジンの精度が高い。業界の専門用語や方言が入っていると、文字起こしの精度にはばらつきが出てきてしまいますが、顧客からは95%以上の高い精度だと言われています」

「また、“話し方”の解析にも注力しています。商談において、ユーザーがどれくらい話してるのか、相手に被せて話した回数は、どれくらいのスピードで話しているか。こうした情報をすべて解析して、体系的にフィードバックすることによって、成約率や効率の向上につなげることができます」(會田氏)

會田氏は売上や導入社数などの目標については言及を控えたが、すでに数十社がMiiTel for Zoomを活用しており、「今のところ解約がなく好評だ」と述べた。