Photo by Luis Villasmil on Unsplash
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本連載は元メルカリ・現LayerXでHRを担い、スタートアップにおける人事採用経験が豊富な石黒卓弥氏が自身の“採用論”について語っていきます。第5回目は、CxOの採用についてです。

組織の基盤を整えるため、組織の拡大を図るため──会社によって目的はさまざまですが、組織において重要な役割を担う「CxO」(編集部注:CxOはChief x Officer、CEOやCFOなど、何かしらの業務の責任者を指す言葉)を採用したいと考えているスタートアップは多いのではないでしょうか。実際、私のもとにも「どうしたらCxOポジションの人材を採用できるのでしょうか?」といった相談がよく来ます。

一口にCxOと言っても期待されている役割や権限については、会社のフェーズや規模によってさまざまです。では、どうすれば自社と共に成長していけるCxOを採用できるのでしょうか。今回はスタートアップにおけるCxOの採用について考えていきます。

なお、「CxOやVP of XX」などのタイトル呼称の違いなどについても相談をお受けすることがありますが、今回はあくまで「CxOのような採用が難しいポジションにどう対応するか」を中心にお話させていただきます。

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CxOを採用するにあたって、「●●さんのようなCxO」にこだわりすぎて視野が狭くなってしまうのは厳しいパターンです。