「スタートアップへの転職」が近年、増加傾向にある。かつては“ハイリスク・ハイリターン”と思われていたが、この10年ほどでスタートアップを取り巻く環境が変化したこと、それに加えて先行きが見通しづらくなった時代だからこそスタートアップで経験を積み、キャリアに生かそうとの考えが広がっているようだ。

この10年ほどで、日本のスタートアップ・エコシステムにどのような変化が起きたのか。またスタートアップに転職する際に見るべき視点、スタートアップに向いている人・向いていない人の違いとは。そしてスタートアップで得られる”リターン”はどれくらいなのか。特集『スタートアップ転職のリアル』では、10月31日(月)から11月4日(金)までの全4回にわたり、キャリアとしてのスタートアップを見ていく。

11月7日(月)配信 もはや「やりがい搾取」はない──スタートアップ転職、10年間の環境変化

スタートアップに対するイメージとして、10年ほど前は「変わり者」「リスクが高そう」といったものが大半を占めていた。

しかし、今や岸田文雄・内閣総理大臣が“スタートアップ支援“を目玉政策として掲げ、内閣は2022年を「スタートアップ創出元年」と位置づけ。2022年末までに5か年計画をまとめ、イノベーションの鍵となるスタートアップを5年で10倍に増やすと宣言している。この10年間でスタートアップ・エコシステムにどのような変化が起きたのか。さまざまな公表データをもとに、スタートアップ転職が増えている背景をひも解いていく。

11月8日(火)配信 これで失敗しない、スタートアップ転職で見るべき4つの「フィット」

大企業からスタートアップへの転職が、堅実なキャリア戦略の選択肢のひとつになっているという。その背景にある価値観の変化とは。また、スタートアップ転職で見るべき4つの「フィット」とは何か。転職サイト「ONE CAREER PLUS」を運営するワンキャリア事業開発/キャリアアナリストの長谷川嵩明氏、同社エバンジェリストの寺口浩大氏に話を聞いた。