『Game of the Lotus 遠野幻蓮譚(GOTL)』のトップページ
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ニュースアプリ「SmartNews」を提供するスマートニュースが、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)関連事業に参入する。100%子会社のスマニューラボを通じてNFTゲーム開発向けツールキット「Tales&Tokens」を提供。すでに第1弾として岩手県遠野市のNext Commonsと共同でNFTゲーム『Game of the Lotus 遠野幻蓮譚(GOTL)』を開発。同ゲームは10月27日よりサービスを開始している。

先にGOTLの内容について説明をする。ゲームをプレイするにはまず、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」で遠野市に寄付をし、返礼品としてキャラクターのNFTを入手しておく、もしくはNFTマーケットプレイスでNFTを購入しておく必要がある。

ゲーム内で入手したキャラクターNFTをセットし、遠野市の対象店舗や対象施設にチェックイン(QRコードをスマホで読み込み)することでアイテムNFTを入手する。入手したアイテムでキャラクターの着せ替えなどができる。入手したアイテムはユーザー間でトレードできる。また通常のNFT同様、マーケットプレイスでの売買も可能だ。ただしほかのプレーヤーと対戦をするようなゲーム性は備えておらず、あくまで遠野市の地域での活動を活性化することを目的とした内容になっている。

Tales&Tokensでは、運営者がNFT(キャラクターやアイテム)のデザインやゲームの企画などを用意すれば、GOTLのようなNFTゲーム(L1NFT、L2NFTの作成およびチェックイン機能、インターフェースなど)を作成し、運営サポートを受けることができる。ゲームの運営はレベニューシェアで行う。NFTの売買に関しては、一次セールスの際の料率は運営者が6割(アーティスト費用3割、制作・運営・諸経費3割)、スマニューラボが4割(開発費、運営費、諸経費)。二次セールスではスマニューラボが最大5%を取得するモデルだ。ブロックチェーンにはPolygonを採用する。

運営者は自治体や地方のコミュニティなどを想定しており、すでに第2弾の取り組みとして、新潟県燕三条エリアでのNFTゲームの提供も計画中だという。