その点において、自分が大事にしている価値観、そして気仙沼市への寄付など個人の思い入れをプロダクトに落とし込むなど、今までとは異なる方法で商品を開発しています。個人的には初めての経験で、すごく挑戦的な取り組みになりました」(鈴木氏)
9月の発売から約1カ月半が経過。今後、年内には一度延期にしていた香水やハンドソープのリリースを予定しているほか、将来的にはシャンプーやコンディショナー、リップクリームなど商品の幅を広げていく予定だという。
「最初にお風呂や水回りに置ける商品を作った後に、香水など値段の高い商品にユーザーをシフトさせていくのは難しい。逆に値段の高い商品から安い商品にシフトさせていくのはハードルが低いんです。例えば、(フレグランスブランドの)ジョー マローンのシャンプーやコンディショナーがあったら欲しいと思うじゃないですか。だからこそ、まずは採算度外視でブランド価値を示せるような高級感のある商品、そしてに商品が届いたときのユーザー体験を作り込み、ブランド価値を高めていくことに注力していければと思っています」(鈴木氏)