「(VRゲームに関しては)現時点でものすごくヒットしたタイトルがいくつも生まれている状況ではありませんが、一定の売上を生み出すコンテンツも出始めている状況です。遊ばれる時間も徐々に増えてきている一方で、まだ少人数のスタートアップが限られた予算でも十分に戦っていけるフェーズ。参入する時期としても今が1番いいタイミングだと考えています」(三上氏)

開発する上で大事にしているのは「ゲームのルール自体の再発明はしない」こと。人狼のようにすでに存在しているもの、多くの人が慣れ親しんでいるものにVRやアバターといった要素を加えていくことで「その体験をいかにリッチにできるか」にチャレンジしていきたいという。

「コミュニケーションが苦手な人でも1枚フィルターを通すだけで楽しく喋れるようになったり、生まれ持ったコンプレックスなどを取っ払って素の自分を出しながら純粋にゲームを楽しめたり。VRをかけ合わせることで、コミュニケーションが楽しくなるような体験を実現していきたいです」(三上氏)