「企業単位だけでなく、部署単位で最適なリファレンスを取得できるような質問の設計もそうですが、今後の成長の不可欠なのは採用管理サービスとの連携です。今までは月5〜10件ほどのリファレンスチェックを実施する企業が多かったのですが、大手企業にも導入が進んだことで年間3000件もリファレンスチェック企業を実施する企業も出てきています」

「そういった企業は1件ずつリファレンスチェックをやっていられないので、採用管理システム(ATS)と連携して、シームレスに採用管理システム上でリファレンスチェックの依頼まで行えるようにしていけたら、と思っています」(中嶋氏)

採用活動においてリファレンスチェックを実施するのは当たり前──ROXXはback checkを通じて、そんな世界の実現を目指していく。

「3年以内に離職する人のうち、約25%が半年以内に辞めているそうなんです。入社して半年以内に辞めてしまうのは明らかな採用のミスマッチ。それは決して能力が高い、低いの問題ではなく、組織との相性や考え方の違いによる部分が大きいと思うので、back checkを通じて、そうした問題を極力なくしていければと思います」(中嶋氏)