ストレス、不安感、不眠症──こうしたメンタルヘルスの不調はいまや、世界的な問題だ。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、その問題はさらに深刻化している。そうした中、メンタルヘルスの不調を緩和し、心の健康を維持するアプリとして注目されているのが、米国発の瞑想アプリ「Calm(カーム)」だ。
Calmはさまざまな瞑想プログラムや入眠コンテンツを提供するアプリ。毎日、10分間の瞑想コンテンツが新しく配信されるほか、進行状況トラッカーやムードチェック、呼吸エクササイズといった機能も提供する。一部のコンテンツは無料で利用できるが、すべてのコンテンツを利用したい場合は年間6500円のプレミアム版に別途加入する必要がある。
“マインドフルネス”への関心が高まったこともあり、Calmは2020年12月時点で1億ダウンロード(プレミアム版ユーザー数は400万人)を記録しているほか、毎日約10万件ダウンロードされ続けている状況だという。2019年に瞑想分野のスタートアップとして初めてユニコーン企業(時価総額10億ドル以上の未上場企業のこと)入りを果たしたCalmは先日、20億ドル(約2080億円)のバリュエーションで新たに78億円の資金を調達したばかりだ。
そんなCalmがついに日本に上陸する──12月9日、Calmは日本語に対応したほか、日本語版オリジナルコンテンツ「スリープストーリー」と「ガイド付き」瞑想の提供を開始した。今後、Calmはメンタルヘルスの世界的な問題解決に力を入れていくと共に、日本でのメンタルフィットネス文化の確立を目指していくという。
今回の日本上陸にあたり、共同創設者・共同CEOのアレックス・テュー氏は次のようにコメントした。