FABRIC TOKYOは、カスタムオーダーのスーツやシャツなどを作れるD2C(Direct to Consumer)サービスである。従来のアパレル業界では、実際に試着したり、値段を複数の店舗で確認したりなど、服を買うのにわざわざ店舗を回らなければならず、またオーダーメイドと言えば高額で富裕層向けの印象が強かった。同社はこうした旧来のアパレル業界に、テクノロジーを導入し、カスタムオーダーをより身近にすることで変革を起こすことに挑戦している。同社のサービスを利用すれば、店舗で採寸をするだけで、オンラインでオーダーが可能である。また、2回目以降はスマホやPCからそのデータをもとに簡単に注文することが可能になる。こうしたサービスを提供することで、だれもが簡単にオンラインで体にフィットした洋服を購入することができる環境を生みだしている。
2020年12月にはD2C&Co.、ポーラ・オルビスホールディングス、千葉道場ファンド、Takram、小泉文明氏、児玉昇司氏、富島寛氏及びその他個人投資家、複数の事業会社を引受先に資金調達を実施。本調達により商品企画・開発及びテクノロジーへの投資に主に充てる予定で、事業の提供価値をより一層強化し、顧客及び取引先工場へ還元していく方針。
クラッソーネ
- 調達額:8億円
- 合計資金調達額:9億4900万円
- 調達先:Bonds Investment Group / JICベンチャー・グロース・インベストメンツ
解体工事の一括見積もりWebサービス「くらそうね」を開発・運営するスタートアップ。
くらそうねは、解体を希望する施主と工事会社のマッチングサービスで、複数の解体工事会社による見積もり予想金額の算出をAIによって自動化した国内初のサービスだ。Web上で約10項目の物件情報を選択し、郵便番号と電話番号を入力するだけで、価格予測AIが工事会社の予想金額を最短1分で算出し、最大10社分の見積もり予想金額を確認できるほか、工事会社の口コミや定量的な評価も確認が可能。解体工事における不安点や疑問点などを専門スタッフへ相談でき、見積もり内容の相談から工事完了までを一気通貫でサポートしてくれるのも特徴だ。
2020年12月には、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、Bonds Investment Groupを引受先とする第三者割当増資により、総額約8億円の資金調達を実施。これにより、くらそうねのブランド認知拡大や開発体制の強化を推進し、事業拡大していく方針。
モノカブ
- 調達額:4億5000万円
- 合計資金調達額:6億7000万円
- 調達先:Gunosy Capital / W ventures / YJキャピタル / アカツキ / ユナイテッド
- 備考:アカツキはHeart Driven Fundを通じて出資
スニーカー特化型CtoCマーケットプレイス「モノカブ」を提供するスタートアップ。