「モノカブ」とは個人間で新品の商品を売買できるプラットフォームで、取引時に全ての商品をモノカブが鑑定することで偽物を排除できる仕組み。同サービスは偽物の流通データベースを独自に保有している鑑定士が実物をチェックし、購入者が安心して購入できるシステムを採用している。また、取引を仲介して確実な透明化を実現し、購入者・販売者共に“指値”ができる板寄せ方式のシステムを採用し、価格の適正化がされる。これらの特徴により利用者は安心して売買ができる仕組みとなっている。

2020年12月にはGunosy Capital、ユナイテッド、アカツキ、YJキャピタルおよびW venturesを引受先とする、総額4億5000万円の第三者割当増資を実施した。この調達資金はモノカブの価値提供の中心である鑑定および配送やCSなどオペレーション強化に活用する方針だ。

DAIZ

  • 調達額:1億円
  • 合計資金調達額:15億1000万円
  • 調達先:味の素

植物肉(Plant-based Meat)の開発・販売を手がけるスタートアップ。

2050年までに地球上の人口は100億人に達すると予測されており、それに伴い2030年頃に訪れると予測されている“タンパク質危機”、“食肉価格の高騰”に対して植物肉の提供を通じて貢献をしていく。同社は大豆の代謝に注目した独自の栽培方法である“落合式ハイプレッシャー法"を用いて植物肉(ミラクルミート)の開発を行っている。一般的な植物肉は穀物の大豆を利用しているが、同社の提供している植物肉は芽を出して植物になった瞬間の大豆を利用しているため、アミノ酸やビタミン等の栄養分を多く含んでいる。これまで植物肉において課題とされていた“栄養不足”、“大豆特有の異風味”を独自の製法で解決している。

2020年12月には兼松、丸紅との資本業務提携を締結した。この提携より、両社それぞれの強みを活かし、国内外へ販路拡大を図っていく予定だ。また、同月には味の素より1億円の資金調達を実施。この調達を通し、今後植物性たんぱくの研究や販売も行なう方針だ。